NYを拠点にし活躍しているインド出身のNAEEM KHAM(ナイーム カーン)。THE TREAT DRESSING京都店でお取り扱いしている対照的な2着のウェディングドレスを、それぞれのスタイルに合わせてご紹介させていただきます。
NAEEM KHAM(ナイーム カーン)の歴史について
「ナイーム カーン」。日本でも知名度が高くなってきた近頃、このブランドを耳にしたことがあるのではないでしょうか。彼が歩んできた人生は一体どんな歴史だったのでしょうか。
彼はインドのムンバイで生まれ、民族の文化や歴史的な建築、そしてデザインに囲まれた環境で育ちました。デザインというのは、実は祖父が王室の衣裳を手掛けており、幼い頃からインドの王室が着用するテキスタイル(織物・布地)に関する膨大な知識を習得していました。彼はデザイナーになりたいという想いから、10代の頃にアメリカへ移住し、20代には当時伝説的なブランドで有名だった「ホルストン」でデザイナーの修業。2003年には、自身のブランドを設立し、幼い頃からの夢を叶えました。ラグジュアリーで洗練されたドレスで人気を博し、数年でトップブランドへと成長。彼のデザインの源は、やはり子どもの頃に目にしていた数々の環境です。上質な素材、完璧なシルエットを作るためのドレープやカッティング、手作業で行う美しい刺繍など、妥協を許さない作品へのこだわりは、シンプルでありながら時を経ても変わらない魅力を放ちます。ミシェル・オバマ米大統領夫人、マドンナ、サラ・ジェシカ・パーカーなどセレブリティのファンも多く、「セックス・アンド・ザ・シティ」、「ドリームガールズ」といったファッションムービーでもフィーチャーされるブランドへと進化を遂げました。デザイナーが生きてきた過去と、目まぐるしく変化し続ける現代が合わさった彼の作品をぜひご堪能ください。
可憐で緻密なレースのウェディングドレスに合わせた
ナチュラルなコーディネート
まるで生地の上にデッサンをしたかのような可憐で緻密なレースにうっとりするこちらのウェディングドレス。エンブロイダリーレースという刺繍で作られ、レースの中でも最も有名なレースと言われています。透け感のある生地の上にレース模様を作り、専用のエンブロイダリーレース機を使用し、職人の手によって丁寧に仕立てられています。このドレスを見ているとナイーム カーンや職人たちのドレスに対する信念やバックボーンが浮かび上り、何かを語りかけているようで、心がぎゅっと掴まれますね。繊細なリーフ刺繍と大ぶりなフラワーモチーフの可憐なコラボレーションが魅力的な1着です。袖元はモダンさを感じさせるパフスリーブ。指輪の交換やファーストバイト、そしてブーケを持っている時、花嫁の手に視線が注がれます。さりげなく施されたパフスリーブはお手元を優雅に、そしておしゃれな印象へと昇華。スカートの中生地は繊細なレースであえて短くカットされているため、後ろのトレーンと合わさった時は、芸術的な美しさに思わず心奪われます。バージンロードを歩くとき、会場の中に注ぎ込む自然光やスポットライトを浴びたお姿は、ベール越しに見えるレースが儚く上品に見えるため、一気に神聖なムードに。その美しさにゲストは思わず、うっとりすることでしょう。また、新緑をバックに撮影したときはレースの陰影がハッキリしているため、写真越しで見ても映えるデザインになっています。そんなドレスに合わせるヘアスタイルは、ふんわりとまとめたシニヨンスタイル。ネックがラウンド型にカットされているため、お顔周りがスッキリ見えます。アクセサリーはお花のモチーフが目を引くイヤリングを合わせ、可憐さをプラス。揺れないイヤリングを合わせることで、上品さも醸し出されます。ブーケはこれからの春シーズンにはピッタリな、ビビットなオレンジフラワーを合わせアクセントを。ビタミンカラーのお花は花嫁をより華やかに魅せてくれるため、幸福感溢れるお姿に。足元のシューズはHAAVE(ハーヴェ)というブランドのレースシューズをチョイス。ウェディングドレスの緻密さと同じ雰囲気のシューズを合わせると、ナチュラルなコーディネートに。
Dress:100-09722
Earrings:110-08444
Shoes:121-08370
モードがお好みな花嫁に向けた
シックなパーティースタイル
先程ご紹介したドレスと同じレースモチーフでもこちらは一変、鍵編みレースと立体的なレースが絶妙に融合したナイーム カーンらしい1着です。首元、袖元、スカートの裾まで贅沢に施されたレースは、彼自身が幼少期に感じたインドの文化、建築、歴史、そして祖父の伝統芸術が合わさったようにも見え、どこかボヘミアンなドレスにも感じられますね。ハイネックでロングスリーブのデザインになるため一見クラシックさも感じるウェディングドレスですが内側の生地がヌーディカラーになっているため、クラシック過ぎず程よく肩の力を抜いた雰囲気で纏えます。イヤリングは三連パールの小ぶりなイヤリングを合わせ凛とした佇まいに。ヘアスタイルは、ひと手間を加えたスタイリッシュなローポニー。ヘアでトレンドを加えるだけでも、ドレスの見え方や雰囲気はガラッと変わります。リップはヌーディなピンクを合わせ強すぎない印象に。ブーケはバラを数本合わせることにより、スタイリッシュでシックなコーディネートに。バイオリンや讃美歌の曲が流れ始め、バージンロードの扉が開いた瞬間、花嫁の凛とした佇まいに会場は一気に感動の渦に包まれることでしょう。
Dress:100-09957
Earrings:110-08379
ナイーム カーンの魅力溢れるウェディングドレスはいかがでしたか。THE TREAT DRESSINGでは海外から買い付けた最新のウェディングドレスを皆様へお届けしています。そして京都店では提携している会場様はもちろん、京都エリアの結婚式場に合わせたウェディングドレスを多数お取り扱いしています。ご試着のご予約をお待ちしております。