春に芽吹いた葉が青々と感じられる季節、皆様いかがお過ごしでしょうか。今回は歴史溢れる京都エリアで結婚式をお考えの皆様へおすすめの色打掛をTHE TREAT DRESSING(ザ トリート ドレッシング)京都店よりご紹介させていただきます。日本で唯一、1,000年以上の歴史があると言われている京都。昔から受け継がれる歴史的建物や文化、そして職人技が際立つ着物。その時代に生き行く人々の手によって何千年にも渡って今まで受け継がれてきました。和装は平安時代に貴族が“十二単“を着る文化ができたことにより、平民たちが貴族に憧れを持ち自分たちの主流で着物を楽しみ、それが文化となり時代の流れによって今の着物、和装が出来上がりました。
沢山のストーリが凝縮された、色打掛をぜひご堪能ください。
伝統的な柄“宝尽くし”について
宝尽くしは縁起の良い宝物を具象化して集めた柄で、吉祥文様の中でも最高峰と言われています。着物には様々な柄が施され、日本では多種多様な意味を持ち一つ一つの柄に願いや祈りが込められています。今回ご紹介させていただく色打掛に施されている紅葉と鶴は長寿を意味し、小槌は何でも出せるということから願いを叶える、笹は神聖なものと言われており、病気やケガから厄災を祓うという言い伝えが。実はお色味一つ一つにも意味合いがあります。赤は魔除け、青は浄化、紫は高貴な品の良さ、緑は健康。このように柄行には全てに意味があり知っていくと面白みがあるのです。柄は基本、中国から伝来した文様ですが細かい箇所をみていくと日本で生まれた文様もあり、時代の流れとも変化もしているそう。1,000年以上の歴史が溢れている京都という趣ある土地だからこそ、伝統的な柄、かつ職人技が際立つ色打掛をお召しいただきたいのです。今回の色打掛のコーディネートは色打掛の古典さを大切にしながらモダンさを取り入れたコーディネートです。ぜひ、ご覧ください。
色打掛:201-03868
色彩が豊富な色打掛に合わせるコーディネート
色彩豊かな色打掛でもコーディネートを楽しんでいただけるように、色打掛の色を邪魔しない古典かつモダンな色の掛け合わせにしました。首元は凹凸が美しい金刺繍の半衿を付けることで花嫁の顔に花を咲かせます。華やかな半衿と色打掛の調和を和ますように掛下は薄らと字模様がみえる肌色の掛下を。重衿は現代的な色使いをした淡い水色を合わせ、花嫁をより一層優美な印象に。実は重衿には「慶ごとが重なりますように」という意味合いが込められています。幸せが沢山舞い降りてくるのは嬉しいことですね。帯揚げは重衿と同じ色で統一感を出します。お小物には目を引く橙色を。掛下の肌色や色打掛の赤と同じ暖色を組み合わせることで、主張しすぎず、全体的に統一感ある雰囲気に。足元の草履は胸元に沢山色を入れたぶん、さりげない刺繍が吹き込まれた白の草履を合わせます。髪型はピシッとまとめ、少しアレンジを加えたタイトなシニヨンで古典さを醸し出して。色彩豊かな色打掛はコーディネートが難しいと思うものですが、上手く取り入れることで、このようにあなたらしさが出せるのです。古風な雰囲気が漂う京都で伝統的な着方で色打掛をお召しになるのも素敵ですが、時代の流れととともに風景や文化が近代化をしているからこそ、少しアレンジを加えてみてはいかがでしょうか。
掛下/丸ぐけ:212-00007
半衿:205-08173
重衿:206-00875
帯揚げ:207-07119
懐剣/箱迫/扇子:209-06161
草履:211-09100
今回は京都エリアにおすすめの色打掛のコーディネートをご紹介させていただきましたが、いかがでしょうか。京都とという土地で結婚式をされるとご決断されたからこそ、和装をお召しいただきたいです。あなたの雰囲気や会場の雰囲気に合わせ、京都店のスタッフよりお衣裳とコーディネートのご提案をさせてください。ご試着のご予約お待ちしております。