新年あけましておめでとうございます。昨年はTHE TREAT DRESSING(ザ・トリート・ドレッシング) 京都店のブログをご覧いただきありがとうございました。2022年も皆様へ心くすぐる世界観と共に、素敵なブライズスタイルをお届けしてまいります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。新年のご挨拶としてTHE TREAT DRESSING(ザ・トリート・ドレッシング) 京都店より、京都にて結婚式・前撮りをされる方にお勧めしたい和装のコーディネートをご紹介いたします。古都の風情を色濃く残す東山に佇む会場、ザ ソウドウ ヒガシヤマ 京都や人が行き交う京都の中心地で街並みに溶け込むように佇む歴史的西洋建築であるフォーチュン ガーデン京都。そして木々が豊かで穏やかな空気に包まれている京の街並みを想像しながらぜひご覧ください。
歴史溢れる和装について
和装の婚礼衣装の中でも最も格式の高い正礼装として元々は高貴な女性や神様に仕える人の衣裳として着用されていた「白無垢」。そのルーツは約600年前ともいわれており、長く愛され続けている婚礼衣裳の一つです。白色は邪気を払い、嫁いだ家の家風に染まるという意味合いがあります。綿帽子は白無垢のみ合わせることができると言われています。昔は高貴な婦人の外出着として埃除けや防寒具に使われ、時代の流れとともに若い女性の間で広がり後に婚礼衣装の一つとなりました。綿帽子には「挙式が済むまで新郎以外の人に顔を見られないようにする」というロマンティックな意味合いが込められています。本振袖(別名:引き振袖)は当時殿方の元で働く女性たちが身に纏っており町娘が憧れる職業でした。その姿を叶えたいと自身が結婚式を挙げる際に真似をしたことから後に婚礼衣装の一つとして広がったと言われています。和装を纏うということは日本人が大切にしてきた文化を継承していくことにも繋がります。歴史を知ることで和装の奥深さが感じられます。
白無垢で叶える紅白の色合わせ
今回選んだ白無垢は絵柄の凹凸が美しい相良刺繡が施された白無垢。相良刺繍とは生地の裏から糸を抜き出して結び玉を作り、これを連ねて模様を描き出していく技法とのことです。別名を玉縫いとも呼ばれ、制作に大変な手間と時間がかかることから刺繍の中では高級品の代表格と言われています。重厚感漂う白無垢に合わせるのは赤色の本振袖。本来、打掛の下には掛下という振袖を合わせますが、モダンさを取り入れ本振袖をセレクト。赤色には魔よけ、厄除けの意味があり神社の鳥居にもよく使われています。歴史的な建物が立ち並ぶ街並みや神聖な神社などでお召しいただくからこそ紅白の装いが写真にもしっかり映えます。挙式の際には綿帽子を合わせ厳かな印象でお召しいただいてみてはいかがでしょうか。その美しい姿にゲストの皆様も心をグッと掴まれることでしょう。
白無垢:200-03687
綿帽子:203-99996
半衿:205-08106
筥迫・簪・懐剣・扇子:209-06093
京都で纏う赤色の本振袖
京都には歴史的な建物だけでなく川沿いに並ぶ柳並木も撮影スポットの一つ。春頃から綺麗に緑が色づき新緑の季節へと移り変わっていきます。その季節にお勧めの本振袖は豊麗菊花に波頭(ほうれいきっかになみがしら)という作品名で手掛けられた一着。華やぎに満ちた朱赤や紅を中心に彩られ、黒と松葉色で色彩を引き締め大胆かつ優美な時代の空気を伝える秀逸なデザインです。首元の半衿は華美すぎず花嫁の顔を優しく引き立たせるものをセレクト。お近くで撮影をする際やゲストと会話をする際もお顔周りを昇華し魅せてくれます。お小物は敢えて本振袖と同じ赤色と合わせ統一感を出します。柄がしっかり入っているお着物だからこそ主張し過ぎないようにすることがポイント。丸ぐけは挿色になる黄なり色を合わせ、お着物とコントラストが綺麗なお姿に。抱え帯や草履は本振袖の黒を取り入れ紺色を合わせます。華やかなスタイルには締めの色味を入れることで、品のある落ち着いたコーディネートに。そして結婚式当日、披露宴入場のシーンが変わるタイミングで白無垢を脱ぎ、本振袖でお過ごしいただくのもおすすめです。結婚式当日のお衣裳を1着でお過ごしになられるご新婦様にもお色直しを叶えていただくことができ、2着のお着物の姿をお楽しみいただけます。
本振袖:202-03668
帯:210-05040
帯揚:207-07012
丸ぐけ:209-06131
抱帯:209-06024
草履:211-09093
あなたは京の街並みでどんな衣裳を纏い、どんなコーディネートをしたいですか。ザ トリート ドレッシングは素敵な想い出づくりのお手伝いをさせていただきます。ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。