澄み渡った空に秋風が心地良い季節。THE TREAT DRESSING(ザ トリート ドレッシング)神戸店が提携する日本庭園が美しい相楽園にも穏やかな時間が流れます。前回ご紹介した赤色の色打掛“雪幻百花絵図”に引き続き、相楽園にて結婚式を予定の花嫁へお届けしたい色打掛をTHE TREAT DRESSING(ザ トリート ドレッシング)神戸店よりご紹介いたします。日本古来より多くの女性が一度は袖を通したいと想いを馳せる色打掛。ぜひ相楽園の風情ある景観とともにお楽しみください。
色打掛:201-03880
約6000坪を有する日本庭園には、雄大な緑が広がり石橋から見える池が美しく煌めきます。非現実的な自然の中にすっと溶け込む柔らかな淡黄色の色遣いと、ふきの赤が晴れやかなこちらの1着には、“日本三景図”という名が付けらました。打掛一枚の中で日本三景を旅する様をイメージしており、上前の塩釜神社より松島を臨みそのまま海は天橋立、安芸の宮島へとつづく柄行がなんとも日本ならではの奥ゆかしさを感じます。打掛全体がまるで一枚の絵のようになるよう、絵羽紋様の技法を使用することで見る箇所によって印象を変え皆様の目を楽しませることでしょう。ゲストへのおもてなしでもあるお色直しのお時間、また皆様との距離が縮まる披露宴にぜひお勧めの一着です。ご新婦様の表情を柔らかに彩るお顔周りから袖にかけて藤の花や松、桜が咲き誇り晴れの日を迎える幸福感と女性らしさを感じられます。そして和装の顔とも言われる背中のお太鼓には「長寿」の象徴でもある小鶴が舞い、古典的な印象の中にも晴れやかな一枚に仕上がっています。ザトリートドレッシングが大切にしている日本の伝統技術が光る本物の着物を、明治時代より100年以上の歴史を刻む相楽園にてぜひお召しいただきたいのです。
こちらの色打掛に合わせる小物は、着物自体の気品や和の趣は決して損なわずほんの少しのモダンさを感じるようなコーディネートに。掛下には裏葉色(うらはいろ)というほのかに染まった薄緑色の絞り柄を合わせ、全体の統一感や柔らかさを出しながら他の方とは被らないお洒落さをプラスしました。また半衿は色打掛の刺繍の華やかさは活かしつつ、花嫁のお顔周りを明るく見せてくれる金刺繍で葉が描かれたものをセレクト。かつて半衿は平安時代の頃からお洒落や美しさを引き出すための一つとして使用され、大正時代には生地の風合い、文様は季節によって使い分けられコーディネートの大切な一部となっていきました。また、胸元の花嫁道具と帯揚げは黒地に金刺繍、草履は色打掛の緑よりもっと深いこっくりとした緑にすることで、全体に締まりが出るような色合わせにしました。ヘアはタイトなスタイルに、お花ではなく緑を合わせてさらに洗練された印象に仕上げています。
半衿:205-08176
帯揚:207-07092
掛下:212-00018
3点セット:225-04002
草履:211-09111
人生の中で着物を着る機会は限られているからこそ、最良の1日に色打掛を身に纏う喜びを感じていただけますように…ぜひザトリートドレッシング神戸店にて、ドレスだけではなく和装スタイルであなただけのコーディネートのご提案をさせていただきます。皆様のご来店、心よりお待ちしております。