神戸エリアでもこれまで結婚式の多様化や価値観の変化とともに、和装の色味、柄行だけでなくコーディネートも大きく変わってきました。そんな中でも私たちTHE TREAT DRESSING (ザ トリート ドレッシング)神戸店が大切にしていること。それは“決して和の趣を崩すことなく、品があり、洗練されている。だけど、これまで出会ったことのないようなフレッシュさもある”ということ。今回THE TREAT DRESSING (ザ トリート ドレッシング)神戸店よりご紹介させていただくのは、神戸エリアの結婚式場におすすめの伝統的でありながらどこか目新しさを感じられる色打掛と小物のコーディネートをご紹介します。ザ トリートドレッシングでしか叶わない和装スタイルをぜひ多くの方に楽しんでいただけますように…。
古典的な雪輪文様(ゆきわもんよう)の柄行と
発色の良い橙色が粋な色打掛
鮮やかな橙色が目を引くこちらの色打掛には雪輪文様(ゆきわもんよう)という柄行が描かれています。雪輪文様 とは六角形の雪の結晶の輪郭を曲線で繋いだもので、雪は春の豊富な雪解け水を意味することから五穀の精と言われており、 ”豊作をもたらす” 吉祥文様として人々に愛されてきました。この一見儚げな雪の模様をあえて鮮やかな橙色の中に描いている点において、なんとも粋な印象を受ける1着です。自然を尊ぶ日本人の心を映した奥ゆかしさを感じられる柄行を使用しつつ、発色の良い橙色を合わせることで王道になりすぎず粋な印象すら感じられるのではないでしょうか。”雪”と聞けば冬のイメージが強いですが、江戸時代には小袖といった夏の着物に涼しさを演出するため描かれることもあったとも言われているため、あえて夏のお式や前撮りでお召しいただくのも素敵です。そんな雪輪の中に描かれるのは、平安時代に貴族が乗っていた御所車や高貴さを表す菊、人生の春を象徴する桜・・・。見る角度やお写真を残す場所によって表情を変える様々な柄行がきっとゲストを楽しませてくれることでしょう。また、まるで風になびくように前面に描かれた藤は優雅な印象と新婦様の女性らしさをより一層引き立たせてくれます。藤といえば白や薄紫を想像される方も多いかと思いますが、赤や濃い紫といった色を基調に花房一つ一つが異なる色彩になっており、この少し現実離れした色遣いがむしろ新鮮でお洒落な印象を感じせてくれますよね。昔から伝わる伝統的な古典柄が描かれつつも、決して定番になりすぎない。そんな色打掛だからこそ神戸の街並みを一望出来るアットホームなパーティーが叶う北野クラブソラや日本庭園が美しく和モダンな相楽園、ザ ガーデン プレイス蘇州園、そしてクラシックでありながらスタイリッシュさやモダンさを感じられるオリエンタルホテル神戸に合う一着です。
色打掛:201-03946
秋冬におすすめの
濃紺がシックな大人コーディネート
こちらは秋冬のお式や撮影を控えているお客様へぜひご紹介したい紺のお小物がより一層メリハリの効いたシックなコーディネート。紺色の花嫁道具に施された可愛らしい小花が描かれた相良刺繍が、シックなだけでなく愛らしさを演出します。小物を引き立たせるために、半衿と掛下は肌馴染みが良くシンプルな色合わせにしつつ、花嫁様の幸福感を感じられるような金刺繍、銀刺繍が施されたものをセレクトしました。相良刺繍とは別名を玉縫いとも呼ばれ、織り、染めと並ぶ三大技法刺繍で高級品の代表格になります。生地の裏から糸を抜き出して結び玉を作り、それを連ねて模様を描き出していく技法が施されており、そのぷっくりとした立体感はお写真でも際たつ華やかさがあります。また絞りが施された紫の帯揚げは紺と同系色でまとめつつ少しエッジイのある色合わせにすることで他の方とは被らない特別感をプラス。草履は花嫁道具とリンクさせてより深みのある濃紺をチョイスし、凛とした花嫁様を演出できるようなコーディネートにしました。紅葉が赤く色を変えるこれからのシーズンや、空気の澄んだ神秘的な冬にお召しいただくのはいかがでしょうか。
半衿:205-08143
掛下:212-00021
5点セット:209-06043
帯揚:207-07086
丸ぐけ:209-06137
草履:211-09093
春夏におすすめの薄桃色×銀色の小物が目を引く
爽やかなコーディネート
春夏のお式や前撮りにおすすめしたいコーディネートは、桜を連想するような艶感の美しい薄桃色の花嫁道具がアクセントとなっています。昔護身用として剣を納めていた懐剣や、末広がりを表す末広のふさ部分はあえて色打掛に使用されていない銀色だからこそこなれ感とお洒落さが引き立ち、帯揚げには色打掛の顔周りにも使用されている藤色をセレクトすることで柔らかくも全体のコーディネートが締まった印象に。そして、色打掛の魅力を最大限に活かすために全体的にお肌の色味に近い同型色の色合わせにしました。草木の芽生えを感じる春や緑が青々とする爽やかな夏の時期にぴったりなコーディネートです。また大人っぽさと可愛いらしさどちらも欲しい花嫁におすすめしたいです。
半衿:205-08143
掛下:212-00021
3点セット:225-04001
帯揚:207-07155
丸ぐけ:209-06117
草履:211-09087
いかがでしたでしょうか。人生で着る機会が限られる和装だからこそ、なりたいイメージや会場の雰囲気だけでななく四季の移ろいに思いを馳せて、柄行、色味、それに合わせるお小物まで・・・ぜひあなただけのコーディネートを楽しんでみてください。神戸店にて皆様にお会いできます日を心より楽しみにお待ち申し上げます。