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縫製のプロフェッショナル、トリートのアトリエのお仕事とは

2021.1.29 Staff

世界中の名だたるメゾンブランドには“縫製のプロフェッショナル”が集結したチーム、atelierが必ず存在します。株式会社トリートが運営するTHE TREAT DREISSING(ザ・トリート・ドレッシング)にも同じくアトリエというチームがあり、それは世界のトップメゾンのドレスを扱うトリートにとって欠かせない重要な存在で、その存在があるからこそが取り扱う事を許されたブランドもある程です。

 

“縫製のプロフェッショナル”トリートアトリエのお仕事についてご紹介させていただきます。

  縫製のプロフェッショナルが集まるトリートのアトリエ      

シルク100%のドレスをレンタルでお取り扱いすること

皆さまは、ウェディングドレスと聞いてどんなイメージを持たれますでしょうか。おそらく、ウェディングドレスは「レンタルをするもの」というイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。

 

最近でこそ海外でもレンタルの需要が上がっているものの、元々レンタルをするという文化は日本独特の文化であり、海外では結婚式を迎える花嫁のためだけに一からドレスを作るというのが一般的でした。 では、同じドレスでもレンタルとオーダーではなにが違うのか?レンタルのドレスは、耐久性を重要視したポリエステルという化学繊維が使用されていることが一般的。一方、オーダーのドレスは、耐久性ではなくその日を迎えるご新婦様がどれだけ美しく見えるかにこだわっているため、繊細で柔らかなシルク100%の生地が使用されていることがほとんどです。

 

そんなシルクのウェディングドレスをレンタルとしてお取り扱いをスタートしてから今年で16年目を迎えますが、当時それは決して簡単なことではありませんでした。しかし、そんな不可能を可能にしたのが私たちのアトリエでした。触れるのがこわいくらい繊細で傷つきやすいドレスだからこそ、メンテナンスを頻繁に行い、わずかな破れやほつれも丁寧にお直しをして状態を守れば良いのではないか。サイズ調整が出来ないドレスなのであれば、パターンやデザインの構造を深く理解して、目の前のお客様のお身体に合わせて一針一針縫いなおせば良いのではないか。問題にぶつかる度に解決方法を考え、それらを実践してきたことで、今のトリートがあると考えています。

 

私たちの考えは、決して効率的とは言えないかもしれません。それなのに、どうしてそこまですることが出来たのか?それは、「自分たちが心から愛せる本物だけを届けたい」「日本の結婚式を、日本の花嫁をもっと素敵にもっと美しくしたい」そんな想いを本気で持っていたからではないでしょうか。

  パターンやデザインの美しいシルク100%のウェディングドレスの縫製やお直しに関わることの出来るお仕事です      

商品のメンテナンスや管理

アトリエが行っている重要なお仕事のひとつ。それは、私たちがお取り扱いするドレスやアクセサリーを、大切なお客様が気持ちよく、そして美しく身に着けられるように商品のメンテナンスや管理を行うことです。お式の前には、一着のドレスに対して、破れや汚れがないか、糸のほつれが無いかなど何十分もかけて、くまなく状態をチェックしていきます。チュール生地が幾重にも重なったスカートであれば、一枚一枚の生地をめくり全ての生地を見ていくため、何時間もの時間がかかることもあります。ドレス以外にも、イヤリングやヘッドパーツのビジューが一粒たりとも欠けていないか、実際に着けた時の強度は十分にあるか。また、お客様にお届けするドレスカバーにも汚れやシワがないかなど、目をかけ、手をかけ準備を行うのです。  

また、アトリエが商品の状態をチェックしているのは、お式の直前だけでありません。定期的に店舗に足を運び、店頭に並ぶドレスのメンテナンスをしたり、新作のドレスが海外から届いた時には、そのドレスが店頭に並べる状態かを高い目線で確認し、場合によっては細かい修正やお直しをいれていきます。

 

よくお客様から、「トリートのドレスは本当に着心地が良いです。」とおっしゃっていただくことがあります。もちろんその理由は、シルクの生地が軽やかで柔らかい素材であるということかもしれません。でも、きっとそれだけではないはず。アトリエが時間をかけて、そして真心を込めて日々商品のメンテナンスをしてくれているからこそ、「見えないおもてなし」として、お客様に心地よくドレスやアクセサリーを身に纏っていただくことに繋がっているのではないかと私は思うのです。

  NYが認めたファッションデザイナーTOMO KOIZUMIとコラボレーションしたことでも注目を浴びるトリートのアトリエのお仕事内容をご紹介します   人気ドレスショップ、ザトリートドレッシングのアトリエではドレスやアクセサリーのメンテナンスや管理を行っています   人気ドレスショップ、ザトリートドレッシングのアトリエではドレスやアクセサリーのメンテナンスや管理を行っています      

お式直前のサイズ確認

アトリエのお仕事には、影で支えるメンテナンスや管理以外にも、お客様と直接関わることの出来るサイズ確認という大切な業務があります。サイズ確認というお打ち合わせは、お式の数日前に行われる最終フィッテングで、補正が入ったドレスをお召いただき、サイズが合っているか、またそのお客様にとって最良の形なのかどうかを確認する重要なお打合せになります。THE TREAT DRESSING(ザ・トリート・ドレッシング)でお取り扱いするウェディングドレスやカラードレスのほとんどは、背中のデザインが編み上げではなく、ファスナーで上げる1点ものばかり。もちろん、誰しもにそのままピッタリサイズが合うわけではありません。そのため、ご新婦様おひとりおひとりに合わせてアトリエスタッフが手縫いで補正を入れていきます。補正が入ったドレスは、担当のドレスコーディネーターと共に、必ずアトリエスタッフが同席をしてチェックを行っていきます。

 

私が入社1年目の頃、アトリエスタッフの凄さを初めて実感した時のお話です。それは、ドレスコーディネーターとしてデビューをして、初めて迎えるお客様のサイズ確認のご案内でのこと。補正が入り、ご自身のお身体にぴったりのドレスをお召し頂いたお客様は、「サイズを合わせたドレスってこんなに綺麗なんですね!」ととても喜ばれていました。お客様はその時すでに十分にご満足をされていましたが、同席していたアトリエスタッフから「今のままでもとても綺麗ですが、胸元がわずかに浮いているので一度お預かりしても良いですか。その方がもっと綺麗にお召し頂けますよ。」とご提案。その後、追加で補正を入れたドレスをお召し頂いたお客様は、「ここまでこだわってくださるなんて本当にすごい!」と感動されていました。“このドレスを選んで良かった。” 言葉にしなくても、そんな幸福感に溢れたお客様の表情を見て、お客様をより素敵に、美しくすることが出来るのは、ドレスコーディネーターだけではないということを改めて感じたのです。

株式会社トリートでは、ミシンや手縫いでのお直しが出来る縫製技術職の募集・求人を行っています   ザ・トリート・ドレッシングのアトリエでは、レースやビジューが繊細でデザインやパターンの美しいドレスのお直しや縫製に関わることが出来ます      

縫製のプロが仕事に込める想い

アトリエスタッフはサイズ確認という限られた時間の中で、お客様にとっての最良の一日を最も美しい姿で迎えていただく為に、1ミリの妥協も許しません。お客様の想いやなりたい姿に寄り添うことはもちろんですが、時にはお客様やドレスコーディネーターさえも気付くことの出来ないところにまでこだわり、その方のご体型や骨格に合わせて、より良いご提案をします。また、何よりも大切にしているのは、お客様がたくさんのドレスの中で選ばれた運命の一着だからこそ、そのブランドが大切にしている想いや、そのドレスが持つ魅力を損なわないためにはどうしたら良いかということ。目の前の一着とひたむきに向き合うその姿からは、そんなお客様とブランドに対する使命感や責任感が伝わってくるのです。

 

トリートのアトリエのスタッフは、現場で活躍するドレスコーディネーターと同じく、常にお客様のことを第一に考え、お客様が叶えたい想いを、例えお顔が直接見えなくても想像しながら、心を込めてお仕事をしています。おひとりおひとりに合わせた運命の一着に導くのがドレスコーディネーターだとしたら、運命の一着に仕上げるのはアトリエスタッフです。だからこそ、アトリエは、トリートになくてはならない特別な存在です。また、常に向上心を持って技術を高めたり、自分たちにもっと出来ることはないか?と新たなことにチャレンジをするアトリエスタッフの姿勢はトリートの強みであり、誇りなのです。

 

そんなお客様や商品に対して、深い愛情を持って向き合うことの出来るメンバーと、未来一緒に働くことが出来ることを私たちは楽しみにお待ちしています。少しでも、トリートのアトリエに興味を持っていただけたのであれば、是非あなたの叶えたい想いやトリートの商品に対する想いを聴かせてくださいね。

  トリートドレッシングのアトリエでは、手縫いやミシンでの作業はもちろん、デザインの考案や制作に関わることが出来ます  

アトリエ職の募集要項は下記よりご確認ください。

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