リーム アクラの2024ss コレクションテーマは“ Blooms（=花）”。ニューヨークにて行われたリーム アクラのプレゼンテーション会場へバイイングチームが訪れた際、満開の桜が迎え入れてくれました。そこで、リーム アクラが私たちへと届けてくれたのは、幸福感がたっぷりと詰まった春夏の花々を表現したウェディングドレスの数々。まるで幸せを運んでくるかのような優しい花々をデザインに落とし込んだドレスは、一目見ただけで心を奪われときめきと幸福感で満たされるものばかりでした。艷やかで知性を感じさせるシルクサテンのドレス、またパールやクリスタルなどのビジューを贅沢に使用した職人技の溢れるドレス…個性を持ったドレスが凛と佇むその様子は、まさに命ある花の持つ儚さ、強さ、美しさ、そのすべてをウェディングドレスで表現しているかのよう。リーム アクラが長年大切にし続けている芯のあるエンパワーメントな女性像を体現し、一目見た瞬間から胸を打つような感動を与えます。
その中で最も魅了されたのが、”BABY BREATH(=カスミソウ)”　と名付けられたウェディングドレス。優しく柔らかに、それでいて存在感を持って眩く咲き誇るカスミソウを表現したウェディングドレスが、私たちへと暖かな春の訪れを知らせてくれました。

圧倒的な美しいオーラを放つ、リーム アクラのカスミソウをモチーフとしたAラインのウェディングドレス。清らかな心、幸福、無邪気さを表すカスミソウは、小さく可愛らしく咲く様子がまるで赤ちゃんの吐く息のような愛らしさを感じさせることから、英名のBABY BREATHという名がつけられています。透明度の高いハードチュールの上に、命が吹き込まれたようにそっと舞うカスミソウの花びら。ほんのり光沢のあるファブリックから仕立てられた一つひとつの花びらは、自然光を浴びると瑞々しささえ感じる艶を纏い、鮮やかな白さが花嫁をクリーンなオーラで包み込みます。丁寧に創り上げられ緻密な計算の上で配置された花びらが折り重なるドレスを纏えば、その瞬間に春の息吹や澄みわたる空気が感じられるよう。チャペルの扉が開かれた瞬間、なびく風とともに花嫁の動きに合わせて満開のカスミソウが可憐に揺れ動く姿は、愛らしくもどこか芯の強さを感じさせるのです。
切り替えを高くしすっきりと見せるウエストライン、胸元でカーブを描くキャットカットは、女性らしいしなやかな身体のシルエットを引き立てます。スカートはハードチュールを用いることで、透明感をそのままに360度どの角度から見ても優雅でドラマティックな美しいボリュームのシルエットを創り出します。花びらの重なりのみでこれほどまでに圧倒的な美しい世界観を表現できるのは、長きに渡り誇りを持って自分たちのウェディングスタイルを世界に届けてきたリーム アクラだからこそ。そんなリーム アクラの想いを胸に、ドレスを纏った際に引き出されるご自身のオーラを信じ、自信を持って纏っていただきたく思います。