THE TREAT DRESSING ADDITION(ザ トリート ドレッシング アディション)店の提携会場、PALACE HOTEL TOKYO(パレスホテル東京)が誇る日本の伝統美とモダンが調和した格式のある神殿。神聖なこの場所で、今年二月に神前式を執り行われたお二人のクラシックモダンな結婚式をご紹介いたします。結婚式という人生の節目に、日本の伝統や文化に改めて魅力を感じ、日本人だからこそのおもてなしにこだわられたご新郎様ご新婦様。そして、その想いをお二人らしく表現された素敵な当日のご様子をご覧ください。
上品さを引き立たせる純白の白無垢
花嫁にとっての運命の一着。それは、ウェディングドレスだけでなく和装にも存在します。色味や柄行、そしてコーディネートによって、一着ごとに異なる魅力を持つ白無垢。今回、ご新婦様にお選びいただいた白無垢はご新婦様のこだわりや想いが全て詰め込まれた、これ以上のものはないと言えるまさに運命の一着でした。
生成りや金糸入りなど白無垢にも様々な種類がある中で、ご新婦様のこだわりは“純白であること”でした。「せっかく日本の伝統美を纏うのであれば、高貴で上品な印象にしたい。」という想いをお打ち合わせの中でお話しくださったご新婦様。一点の曇りもない雪のような白は、品のある佇まいと凛としたお顔立ちが魅力なご新婦様の印象を引き立たせます。また、柄行については総絵羽模様であることを大切にされました。総絵羽模様とは、絵柄が一枚の絵画のようにつながっている模様のこと。どの部分をとっても同じ柄のない総絵羽は、織り師の鍛錬された匠の技と時間が必要となる非常に格の高い模様です。また、長寿を意味するおめでたい花とされる菊の花が豪華絢爛に描かれた刺繍は、正面の着姿はもちろん、後ろ姿からも圧巻の美しさを放ちます。
コーディネートには、胸元に百合の葉やつぼみが銀糸刺繍で施された筥迫や懐剣を合わせ、より気品ある印象に。衿元には立体感のある白糸刺繍の半衿を合わせることで、白無垢の光沢感のある艶やかな生地の美しさをより印象付けます。そして、髪型はこの日に向けて伸ばされたご自身の地髪で日本髪を結い上げられました。
存在感はあるものの、決して華美すぎることなく上品であること。日本の伝統美を尊重しながらも、モダンで洗練されていること。ご新婦様が追求されたのは、まさにそんなクラシックモダンな花嫁姿でした。
白無垢:200-03675 半衿 205-08115
筥迫・懐剣・末広 209-06129
由緒ある神殿で執り行われる神前式
世界有数の五つ星ホテルであるパレスホテル東京に造営された、出雲大社の神様を祀る由緒ある神殿で執り行われた神前式。
扉が開いた瞬間に香り立つ檜や、日本が誇る伝統工芸の職人が細子細工によって緻密に仕上げた壁や天井。五感で伝統を味わうことの感じることのできる空間は、一歩足を踏み入ると、この場所が東京・丸の内であることを忘れさせます。また、古来より縁結びの神として人々に慕われてきた出雲大社より分祀された神殿は、ご新郎様ご新婦様のご縁はもちろん、ご家族やゲストの方との結びつきを深めるとされています。神殿の美しさに魅了され、パレスホテル東京を選ばれたというお二人は、厳粛な中に漂う温かさに包まれながら契りを結びます。
変わらないものとして古くから受け継がれてきた出雲に宿る歴史と、100年先の未来まで残り続ける伝統的な神殿をつくりあげた現代の職人の想い。その二つが見事に融合した神殿での神前式は、パレスホテル東京だからこそ叶えることが出来るのです。
葵西でのお色直しで纏うジェニー パッカムのウェディングドレス
パレスホテル東京の披露宴会場の中でも一番の広さを誇る葵西。お色直しでは存在感のあるプリンセスラインやAラインのウェディングドレスも検討されていたというご新婦様。ただ、その一方で、マーメイドラインやスレンダーラインに対する憧れもお持ちでいらっしゃいました。会場での見え方やご自身の憧れなど様々の想いが交錯する中で、出逢っていただいた一着。それは、Jenny Packham(ジェニー パッカム)の”faith”と名付けられたウェディングドレスでした。なめらかな曲線美と、ビーディングで描かれたフワラー刺繍が特徴のエレガントな一着。主役としての華やかさや存在感を纏いつつも、憧れであった細身のシルエットを叶えます。また、職人の手刺繍によって繊細さを極めたドレスのディティールからは、白無垢にも通ずるご新婦様の“上質さ”へのこだわりを感じました。
いよいよ、ゲストへのお披露目の時。重厚感のある和装からの大胆なイメージチェンジに、披露宴の扉が開くまでの瞬間、何よりもご新婦様自身の胸が高鳴ります。扉が開き、落ち着いた照明の中で、主役であるお二人だけにスポットライトが当たります。繊細なビーディングを煌めかせながら、水の流れをイメージした絨毯をゆっくりと歩む‥その姿はまるで水面を泳ぐ白鳥のように優雅で、息をのむ美しさに思わず心を奪われます。また、ゲストの注目を集めるシーンはそれだけはありません。お二人が高砂のソファの前に立たれたと同時に葵西のピクチャーウィンドウを覆うカーテンがゆっくりと上がると、会場の雰囲気が一変するのです。瑞々しい葉や花々に溢れんばかりの自然光が差し込み、朝を迎えたばかりの森林にいるかのような神秘的な光景が目の前に広がります。そして、その瞬間ドレスを纏ったご新婦様は、照明の下でのゴージャスな見え方とは異なる、透明感と幸福感に溢れるオーラに包まれます。
天井高な空間を活かしたダイナミックな会場装花やブーケ、華やかなヘアスタイルなど…、すっきりとしたスレンダーラインでもパーティー全体のコーディネートとのバランスをこだわることによって、カジュアルな印象になるどころか、圧倒的なインパクトを与えることが出来るのです。一つひとつのアイテムにこだわることで、お二人らしい世界観を創造することの出来るパレスホテル東京だからこそ、ご自身の素直な気持ちに身を任せ、トータルコーディネートを楽しんでみるのはいかがでしょうか。
Dress:100-09313 Jenny Packham
Earring:110-08301 MARIA ELENA
お二人の“上質さ”へのこだわりが詰まった神前式とお色直しのご様子はいかがでしたでしょうか。日本人だからこそのおもてなしに、お二人はもちろん、その場の誰もが“今この瞬間に日本にいる喜び”を心から堪能したはず。
伝統や歴史を重んじながらも、そこにお二人ならではのこだわりを昇華することで時代を超える美しさを叶えます。ザ トリート ドレッシングは、空間、料理、おもてなしの全てから「最上質な日本」を感じることの出来るパレスホテル東京で身に纏うに相応しい、和装やウェディングドレスをご提案させていただきます。
See you next week on Sunday at 20:00!